構造物の置かれる状況に応じて、非破壊・微破壊検査、各種調査・診断を行い、最適な補修工法の提案を行います。
近接目視・打音調査 | ||
---|---|---|
工種 | 調査工 | |
内容 |
高所作業車で近接可能な箇所は、近接目視および打音により、劣化調査を行います。
【高速道路跨道橋での調査事例】 |
赤外線サーモグラフィ調査① | ||
---|---|---|
工種 | 調査工(非破壊検査) | |
内容 |
近接目視が困難な箇所や調査数量が多い場合の劣化部の抽出、打音検査の見過ごし(ヒューマンエラー)防止、モニタリングなど、様々な場面で赤外線サーモグラフィが活用できます。
【高架橋下部からの赤外線撮影状況】 |
赤外線サーモグラフィ調査② | ||
---|---|---|
|
工種 | 調査工(非破壊検査) |
内容 |
赤外線サーモグラフィにより熱画像を撮影し、温度差により浮きを検知します。
【赤外線サーモグラフィによるかぶりコンクリートの浮き確認状況】(TVS-700) |
ひび割れ調査 | ||
---|---|---|
工種 | 調査工(非破壊検査) | |
内容 |
ひび割れ発生原因の推定や劣化度の判定のため、詳細なひび割れ調査を行います。
【超音波法によりひび割れの深さを測定状況】 |
鉄筋探査 | ||
---|---|---|
工種 | 調査工(非破壊検査) | |
内容 |
劣化調査や耐震補強工事のアンカー削孔などのため、鉄筋探査を行います。
【RCレーダー(NJJ-105)による鉄筋探査状況】 |
微破壊検査 | ||
---|---|---|
工種 | 調査工(微破壊検査) | |
内容 |
既設躯体の損傷を抑えるため、ドリル粉(微破壊)による中性化・塩化物イオン量試験を行います。
【塩化物イオン量試験用のドリル粉(深さ方向毎)採取状況】 |
電量滴定法(ソルメイト)による塩分含有量測定 | ||
---|---|---|
工種 | 調査工 | |
内容 |
採取したドリル粉から可溶性塩分を抽出し、簡易に塩化物イオン濃度を測定します。
塩害劣化の有無を簡易かつ迅速に判断できます。(ソルメイト-100/W) |
診断・補修設計 | ||
---|---|---|
工種 | 診断・補修設計 | |
特徴 |
調査結果を分析し、補修・補強工法を提案します。
【塩分調査結果を受け、今後の塩分拡散予測を行った事例】 |
劣化事例① | ||
---|---|---|
劣化 機構 |
中性化 | |
内容 |
道路橋のRC中空床版橋に生じた鉄筋腐食によるかぶりコンクリートのはく離。(塩分の影響は無かった)
【キーワード:かぶり不足、中性化、不動体皮膜、鉄筋膨張圧】 |
劣化事例② | ||
---|---|---|
劣化 機構 |
塩害 | |
内容 |
道路橋下部工の横梁下部に生じた凍結防止剤に起因する塩害劣化。 (塩化物イオン量:20kg/m3以上)
【キーワード:凍結防止剤、塩害、鉄筋腐食、かぶりコンクリートはく離】
|
劣化事例③ | ||
---|---|---|
|
劣化 機構 |
ASR |
内容 |
道路橋橋脚(掛け違い部)に生じたASR劣化。
雨掛かり部であり、ひび割れ密度が4m/m2以上あった。
この橋脚では、梁隅角部に水平方向に幅の広いひび割れがあったため、鉄筋をはつり出したところ、鉄筋の破断が確認された。 |